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「英語は苦手…」でもできる!エンジニアのための英語学習法

kawano

こんにちは!
今日は「英語が苦手でもできる、エンジニア向けの英語学習法」について話してみたいと思います。

ITエンジニアという職業をしていると、避けて通れないのが英語ですよね。
ドキュメントもチュートリアルも英語、GitHubのエラーも英語、ChatGPTに英語で質問すれば精度も上がる…。「英語ができたら便利なのはわかってるけど、苦手なんだよなぁ」という人、多いと思います。

でも大丈夫です。
実は、英語が得意じゃなくても“エンジニア英語”は使えるようになるんです。
今日は「勉強」ではなく「仕事で使える英語に慣れる」ためのコツを、できるだけ肩の力を抜いてお話しします。

英語は“コミュニケーション”ではなく“ツール”と割り切る

まず大事なことを言います。
エンジニアにとって英語は「外国人と会話するためのスキル」ではありません。
英語は、技術情報を得るためのツールです。

多くの人が「英語を勉強しなきゃ」と思うと、英会話の教材や文法書に手を出します。
でも、実際の仕事では「英語で会話」より「英語を読む」機会の方が圧倒的に多いですよね。

つまり、あなたに必要なのは「話す英語」ではなく「読む英語」。
しかも完璧に理解する必要はありません。
ドキュメントを読むときは、“だいたい”の意味がつかめれば十分なんです。

最初にやるべきは「翻訳+原文のセット読み」

一番手っ取り早い方法は、翻訳サイトを使いながら原文を読むことです。

たとえば、Reactの公式ドキュメントやMDN Web Docs。
最初は日本語ページで読んでOKです。
でも、ちょっと慣れてきたら、右に英語版、左に日本語版を開いて“対比”してみてください。

「この英単語はこの日本語に対応してるのか」
「この説明、英語のほうがしっくりくるな」

そんな気づきを積み重ねることで、自然と技術英語のパターンが頭に入ります。
しかもこれ、勉強というより“観察”に近いので続けやすいんです。

ドキュメント英語は“日常英語”よりずっと簡単

多くの人が勘違いしていますが、技術ドキュメントの英語は実はやさしいです。

なぜなら、主語・動詞・目的語がきれいに整理されていて、文法的にも正確。
スラングや言い回しもほとんどなく、ロジカルに書かれているからです。

たとえば、こんな英文を見てみましょう。

“This function returns a Promise that resolves after the delay.”
これを直訳すると「この関数は、指定された遅延後に解決されるPromiseを返します」。

…もう、ほぼ日本語と同じ構造ですよね。
技術文書は論理の順序が明確なので、英語力というより慣れの問題なんです。

「英語で検索」するだけでスキルアップ

意外とおすすめなのが、調べものを英語で検索する習慣をつけることです。

日本語で「Python ファイル 読み込み」と検索するより、
英語で「Python read file」と検索した方が、圧倒的に情報が早く、正確に手に入ります。

最初はGoogle翻訳で検索ワードを作ってもOK。
検索結果の英語サイトを読むだけでも、実践的な英語に触れる機会が増えます。

しかも、副次的な効果として「世界中のエンジニアがどんな議論をしているのか」も見えるようになります。
日本語だけの世界にいたときとは、情報の“スピード感”がまるで違います。

文法よりも「よく出る単語100個」を覚える

とはいえ、いくら翻訳やツールを使っても、まったく英単語を知らないと限界があります。
そこでおすすめなのが、「技術ドキュメントで頻出する単語だけ覚える」方法です。

たとえば:

  • return(返す)
  • argument(引数)
  • initialize(初期化する)
  • deprecated(非推奨)
  • handle(処理する)

これらを100語ほど覚えるだけで、ドキュメントの理解度が一気に上がります。
TOEIC満点なんて必要ありません。
“自分の仕事に使う英語だけ”を効率的に押さえましょう。

「毎日3分」でいい。習慣がすべてを変える

英語学習というと、1日30分とか1時間とか、ついハードルを上げてしまいます。
でも実際は、1日3分でも十分です。

・エラー文を英語のまま読む
・英語の技術記事を1段落だけ読む
・気になった英単語を1つメモる

このくらいの積み重ねで、3か月後には「なんとなく読めるようになった」と感じるはずです。
英語は筋トレと同じで、短くても継続するのが一番の近道なんです。

というわけで

「英語が苦手だから…」と避けるのはもったいないです。
英語が得意でなくても、エンジニアに必要な範囲の英語なら、誰でも使えるようになります。

文法書を開くより、翻訳サイトを片手にコードを書きましょう。
勉強より“慣れ”です。

そして何より、英語ができるようになると、情報の幅が一気に広がります。
世界中の知識を“自分の言葉で”扱えるようになるのは、本当に気持ちがいいですよ。


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