クラウドソーシングで稼ぐコツと落とし穴
こんにちは!
「エンジニアの副業ってクラウドソーシングが良いって聞くけど、実際どうなんですか?」という質問をよく受けます。
確かに、スキルを活かせるし、時間もある程度自由になるので、魅力的に映りますよね。
今日は、ITエンジニアがクラウドソーシングで稼ぐコツと、気をつけたい落とし穴について、やさしく、ちょっとユーモラスにお話ししてみたいと思います。
「クラウドソーシング=おいしい案件」ではない、かも?
まず最初にちょっと冷静になっておきたいのが、
「クラウドソーシングって、手軽に稼げる」
みたいなイメージがひとり歩きしていることです。
実際は、
・初心者向け案件は単価がめちゃくちゃ低い
・スキルより“安さ”で選ばれることもある
・納期がタイトでわりに合わない案件も多い
という現実もあるんです。
「スキルがあるから、稼げるでしょ?」と思って飛び込むと、「あれ…?」となるケースもあります。
稼げるエンジニアがやっていること
とはいえ、ちゃんと収益を出しているエンジニアもいます。
その人たちは、なにか特別なことをしているかというと、実はそこまで奇抜なことはしていません。
地味だけど、大事な“3つのポイント”を押さえているだけなんです。
1. 自分の専門を明確にしている
「PHPもできますし、Pythonも…あとAWSも少し…」と書くと一見万能っぽいですが、逆に“印象がぼやける”こともあります。
むしろ、「Laravelの保守案件に特化してます」「WebAPI設計ならお任せください」くらいに絞った方が、刺さりやすいです。
餃子もチャーハンもパフェもある店より、「チャーシュー1本で勝負してます」みたいなラーメン屋の方が、なんか信用できますよね。それとちょっと似てます。
2. 「継続案件」に絞って動いている
一発で終わるタスク案件よりも、
「毎月1〜2本の定例開発」「週1レビュー」みたいな継続系案件の方が圧倒的に効率が良いです。
「これお願いしたいんですけど、またお願いしてもいいですか?」と聞かれるくらい、丁寧な納品とやり取りを意識しておくと、自然とリピートにつながります。
3. プロフィールと提案文に手を抜かない
地味だけど超大事です。
プロフィール欄、ちゃんと更新してますか?
「GitHub貼る」「具体的な開発実績を書く」「対応可能な時間帯を書く」だけでも、クライアントの信頼感がまったく変わります。
提案文も、「経験あります!」で終わるのではなく、
「要件を読んでこう感じました。進め方はこんなイメージです」まで書くと、“コミュ力があるエンジニア”として好印象です。
ITエンジニアならではの“クラウドソーシング落とし穴”
「お、これならいけそう!」と思っても、クラウドソーシングならではの“落とし穴”もいくつかあります。
これを知らずに突っ込むと、メンタル削られるのでご注意を。
落とし穴①:時給換算したら泣きそうになる
1件2万円の改修案件。ぱっと見は悪くないですよね?
でも仕様がふわっとしていて、質問しても返事が来ない。結局3日かかって、時給換算すると…800円ちょい。
あるあるです。
「割に合うか?」は常に意識しておいた方が安心です。
落とし穴②:「丸投げタイプの依頼者」に当たる
「ざっくり作ってもらって、あとはこっちで調整するんで~」と言いつつ、結局こちらが要件を全部詰めて、仕様も擦り合わせて、納品後に「やっぱ違いました」。
いや、それ、要件定義からこっちでやってるやん…。
特に新規登録者や評価が少ないクライアントの場合は、レビューを事前に見ておくと安心です。
とはいえ、一度やってみると得られるものは多い
怖い話をたくさんしましたが、「じゃあやらない方がいいか」と言われると、そうでもありません。
むしろ、会社員だけでは得られない視点や実務感覚を養えるのが、クラウドソーシングのいいところです。
「自分の見積もりの甘さに気づいた」とか「仕様のすり合わせの大切さがわかった」とか、案外“副業で得た学び”が本業に生きることもあります。
というわけで、まずは“スモールスタート”で試してみよう
クラウドソーシングは、いきなり生活費を稼ぐようなものではなく、「まずは1件、納品までやってみる」くらいの気軽さで始めるのがちょうどいいです。
そのうちに、自分の得意領域や得意なクライアント層が見えてきます。
案件の取り方、納品までの流れ、効率的な進め方——そういった実践知こそが、エンジニア副業の土台になります。
無理なく、気張らず、でも一歩ずつ。
そんなペースで、クラウドソーシングをうまく味方にしていきましょう!
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