スキルより大事?継続案件を生む信頼関係の築き方
こんにちは!
今日は「フリーランスとして継続的に案件をもらうには、結局なにが大事なの?」というテーマで書いていきたいと思います。
エンジニアとして独立した人の多くが、最初にぶつかる悩みがあります。
「一度は案件をもらえるけど、その後が続かない…」
「技術は磨いてるはずなのに、継続依頼にならない…」
このあたりは、かなり“あるある”ではないでしょうか。
そこで出てくる一般論がこれです。
「スキルを磨けば継続依頼は自然に増える」
確かに間違いではないのですが、ちょっとだけ、この言葉は乱暴だと思っています。
なぜかというと、実際の現場はもっと人間くさいからです。
ここでは、スキル以外の“信頼関係”に焦点をあてて、継続案件につながるポイントをお話しします。
ではいきましょう。
なぜスキルだけでは継続されないのか?
技術力が高い人はたくさんいます。
GitHubを見れば天才みたいな人がゴロゴロいますし、SNSを開けば強者だらけです。
とはいえ、継続案件が来るのは必ずしも“技術トップ層”ではありません。
理由はシンプルで、
「またこの人に頼みたい」と思われるかどうか
が、継続依頼の本質だからです。
ここで、ちょっと日常の例を出してみます。
たとえば、同じ美容室に通い続けるのって、技術が100点満点だからではないですよね。
「話しやすい」
「安心できる」
「なんとなく気がラク」
こんな小さな積み重ねが“信頼”になります。
エンジニアの案件も似ています。
担当者は、「この人なら任せて安心」と感じる人を求めます。
スキルは必要ですが、信頼は“継続の条件”になるのです。
よくあるアドバイスが抱える落とし穴
「レスを早くしましょう」
「期日厳守しましょう」
「報連相を徹底しましょう」
たしかにその通りなのですが、これが完璧にできているなら、そもそも案件を落とすことは少ないと思います。
問題は「早く返さないといけない」「報告しないといけない」と義務っぽく感じてしまうところです。
その結果、無理して毎回即レスしたり、逆に返しにくい質問が来ると“未読放置”になったりします。
人間なので、そういうこともあります。
ただ、それが信頼の揺らぎになるのも事実です。
では、どうしたら義務感ではなく、自然に信頼が積み上がるのでしょうか?
信頼を生む実践ポイント
ここからは、僕なりの“続く人の共通点”をまとめてみます。
1. できないことを早めに伝える
意外とできないのがこれです。
「ちょっと遅れそうなんですよね…」
「調査に時間がかかりそうです…」
これを少し早めに言える人は、ほぼ例外なく信頼されます。
なぜなら、
“リスクが読める人=安心して任せられる人”
だからです。
できないことを隠すより、一言だけ早く伝えるほうが、圧倒的に関係性が壊れません。
2. 相手の負担を減らすメッセージを書く
たとえば、
「対応しておきます」
よりも
「〇〇の理由で、この方法が最適だと思うので、こちらで進めておきますね」
のほうが、受け取る側はラクになります。
説明が短すぎても長すぎても負担になります。
相手が“確認するだけ”で済む文章は、とても好まれます。
3. 小さな約束ほど守る
期日という大きな約束だけでなく、
「資料を今日中に送ります」
「明日までに確認します」
こういった“小さな約束”が守られると、信頼は一気に積み上がります。
逆に、小さな約束が崩れると、大きな信頼も揺らぎます。
とはいえ、無理な約束をする必要はありません。
言える範囲で、誠実に。
4. 相手の温度感を読む
メールの文量
返信スピード
お願いのトーン
これらには“温度感”があります。
たとえば、相手が超短文で返してくる時に、こちらだけ長文を送ると、ちょっとズレてしまいます。
相手の温度に寄せられる人は、コミュニケーションがスムーズになり、結果的に継続依頼につながりやすくなります。
信頼は「特別なこと」ではなく「積み重ね」
とはいえ、「全部できないといけないのかな…」と感じたかもしれません。
大丈夫です。そんなに完璧である必要はありません。
信頼は一気に勝ち取るものではなく、小さな積み重ねで作るものだからです。
むしろ、無理して頑張らないほうが、長続きします。
自分が気持ちよく続けられる範囲で、丁寧に向き合うこと。
これが、結果的に一番強い信頼になります。
というわけで、信頼は“技術と同じくらいの武器”
スキルは必要です。
でも、継続案件に関しては、信頼がそれ以上の価値を持つことが多いです。
安心して任せられる人
気持ちよくやり取りできる人
ちょっとした心遣いができる人
そういう“人として付き合いやすい人”は、仕事が途切れません。
今日お伝えした内容は、特別なテクニックではありません。
でも、多くのエンジニアが意外と見落としている部分です。
あなたのフリーランス生活が、もっと安定して、もっと気楽に続けられるようになりますように。
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