リモートワーク希望者が転職で注意すべきポイント
こんにちは!
今日は「リモートワーク希望で転職を考えている人が気をつけるべきポイント」について書いてみたいと思います。
コロナ以降、すっかり定着したリモートワーク。
「通勤がないって最高」「集中できるし、自分のペースで働ける」と感じる人も多いと思います。
一方で、「リモートで働ける会社に転職したい!」と考える人が増えた今、競争も激しくなっています。
実は、“リモート可”という言葉だけで会社を選ぶのは危険なんです。
今日は、リモートワーク転職で失敗しないためのチェックポイントを、エンジニア目線で解説します。
「フルリモート」と「一部リモート」はまったく別モノ
まず最初に注意したいのが、「フルリモート」と「ハイブリッド(週◯出社)」の違いです。
求人票で“リモート可”と書いてあっても、実際には「週1出社」だったり「試用期間中は出社必須」なんてこともあります。
しかも会社によっては、「業務に慣れたらリモートOK(ただし判断は上長次第)」なんてあいまいなルールも。
ここで大切なのは、“どのレベルでリモートが許されるか”を確認することです。
・フルリモート(全国どこでもOK)
・ハイブリッド(週1〜2日出社)
・条件付き(職種や実績次第)
自分の理想の働き方とズレていないか、応募前に必ずチェックしましょう。
リモートワークには“自走力”が必須
リモートワークは自由な働き方の象徴ですが、自由には責任がつきものです。
オフィスで働くときは、上司や同僚の目が自然と仕事のペースを作ってくれます。
でもリモートでは、自分でタスクを管理し、進捗を報告しないと誰にも気づいてもらえません。
つまり、「自分で考えて動ける力(=自走力)」が問われるのです。
タスク管理ツール(Notion、Trello、Jiraなど)をうまく使いこなすスキルや、Slackでの報連相の習慣は必須スキルといってもいいでしょう。
会社側も、こうした「自己管理できる人」を求めています。
リモート希望の転職では、“自由に働きたい人”ではなく、“自由を活かせる人”をアピールできるかが鍵になります。
コミュニケーションは“多めくらいがちょうどいい”
リモートワークの落とし穴のひとつが、コミュニケーション不足です。
「チャットが苦手」「雑談が減って孤独」という声もよく聞きます。
でも、チーム開発では“報連相の量”が生産性に直結します。
たとえば、バグの報告を1時間後に送るだけで、全体の進行がズレることもあります。
「忙しそうだから声をかけにくいな」ではなく、“ちょっと早めに伝える”くらいがちょうどいいのです。
カジュアルな雑談チャンネルや、朝会・週報などのオンラインコミュニケーションにも積極的に参加すると、
「リモートでもちゃんとつながっている」と感じられるようになります。
求人選びのポイントは「制度」より「文化」
よくある勘違いが、「リモート制度がある=働きやすい会社」だと思ってしまうことです。
実際には、制度よりも“リモート文化”が根づいているかどうかが重要です。
制度だけ整っていても、Slackのレスが遅かったり、オンライン会議が一方通行だったりすると、すぐに孤立します。
面接でこんな質問をしてみるのがおすすめです:
- 「オンラインでの情報共有はどのように行っていますか?」
- 「フルリモートの社員も多いですか?」
- 「雑談や相談の機会はどう作っていますか?」
回答がスムーズに出てくる会社は、リモート前提の文化ができている可能性が高いです。
「場所」より「環境」を選ぶという考え方
リモートワークを目指すと、「どこでも働ける自由さ」に目が行きがちです。
でも本当に大切なのは、「自分が最も力を発揮できる環境」を選ぶことです。
たとえば、
・フルリモートで孤独を感じる人もいれば、
・出社がストレスで集中できない人もいます。
どちらが正解ということはありません。
自分の性格や働き方のタイプに合った環境を選ぶことが、長く働けるかどうかの分かれ目です。
というわけで
リモートワーク転職で大切なのは、「場所」ではなく「関わり方」です。
働く場所が自由になっても、人とのつながりや仕事の質は変わりません。
大事なのは、“一人でも孤立しない仕組み”と、“自分で動ける力”を身につけること。
それがあってこそ、リモートワークの自由は本当の意味で「働きやすさ」に変わります。
焦らず、自分に合ったリモート環境を選んでくださいね。
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