資格よりも大事?ポートフォリオの育て方
こんにちは!
今日は「資格よりも大事?ポートフォリオの育て方」というテーマで書いてみたいと思います。ITエンジニアを目指して勉強している人や、すでに働き始めた人なら「資格を取った方がいいのかな?」「でもポートフォリオって何を載せればいいんだろう」と悩んだことがあるのではないでしょうか。
よくある一般論:「資格があれば安心」
転職や就職活動のとき、よく聞くアドバイスが「資格を取れば安心」というものです。資格は客観的にスキルを証明できるので、一定の効果があるのは間違いありません。
ただ、現場のエンジニアに話を聞くと「資格があっても実務ではあまり役立たなかった」という声もよく聞きます。つまり、資格は入口としては意味があるけれど、それだけで市場価値を決めるものではないということです。
資格だけでは伝わらない「実力」
ここで出てくるのがポートフォリオです。ポートフォリオとは「自分の実績や作ったものをまとめた作品集」のようなものです。ものすごくざっくり言うと、エンジニアにとっての「料理人の試食コーナー」みたいな存在です。
資格が「知識を持っている証明」だとしたら、ポートフォリオは「実際に手を動かして形にした証明」です。どちらも意味はありますが、採用担当やクライアントからすると「この人は本当に動かせるのか?」が一番気になるポイントです。
ポートフォリオ作りでありがちな葛藤
「でも実務経験がないから作れるものがない」という声をよく聞きます。私自身も最初はそうでした。ポートフォリオに載せるような立派なサービスなんて作れないと思っていました。
けれど実は、簡単なものでいいのです。Todoアプリやブログサイトでも、「自分が何を考えてどう作ったか」が伝われば十分価値があります。大事なのは「完成度100%」ではなく「思考と努力の跡」が見えることです。
ポートフォリオを育てる3つのステップ
では、どうやってポートフォリオを育てていけばいいのでしょうか。ポイントを3つにまとめました。
- 小さく始める
最初は簡単なアプリでOKです。「ログイン機能を作ってみた」「APIを呼んで天気を表示した」など、小さな挑戦から始めます。 - 解説を添える
コードだけでは伝わりません。工夫した点や苦労した点を文章にまとめると「考える力」も評価されます。 - 定期的に更新する
一度作って終わりではなく、時間をかけて改良していくと成長が見えます。「最初はこんな実装だったけど、後でリファクタリングした」という過程もプラス材料になります。
とはいえ、完璧を目指す必要はない
ポートフォリオと聞くと「すごいものを作らないといけない」と思い込みがちですが、それがハードルになって動けなくなるのはもったいないです。大事なのは「作ってみた」という一歩と、それを記録に残すことです。
というわけで
資格は大切ですが、ポートフォリオは「自分を見せる生きた証拠」になります。小さく始めて、少しずつ改良していく。その積み重ねが気づけば大きな実績になります。
あなたなら、まずどんな小さなアプリからポートフォリオを育ててみたいですか?
SkillMove
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