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転職・キャリア

転職エージェントを上手に使いこなすためのコツ

kawano

こんにちは!
今日は「転職エージェントをどう上手に使いこなすか」というテーマでお話ししたいと思います。

ITエンジニアの転職活動でよくあるのが、
「転職エージェントに登録したけど、なんかしっくりこない」
「提案される求人が希望とズレている」
「エージェントって結局、誰の味方なの?」
というモヤモヤ。

その気持ち、すごく分かります。
エージェントは転職活動の強力な味方にもなる一方で、上手に使わないと“ただの求人紹介サービス”で終わってしまうんです。

今日は、「転職エージェントを使いこなすコツ」を、実体験も交えながらゆるっとお伝えします。

まず大前提:エージェントは「あなたの味方」ではなく「ビジネスパートナー」

ここ、まず最初に整理しておきたいところです。

転職エージェントは企業からの紹介手数料で成り立っています。
つまり、あなたを「採用してもらう」ことで報酬を得る仕組みなんです。

この構造を理解しておかないと、
「なんで私の希望と違う求人を押してくるんだろう?」と不信感を抱いてしまうことになります。

とはいえ、エージェントがあなたを“売る商品”だとしても、
その商品価値(=あなたのスキルや魅力)を正しく理解してもらえれば、強力な営業マンにもなってくれます。

エージェントを使いこなすコツは、「対等なパートナー」として接することなんです。

コツ①:最初の面談では「本音」を全部伝える

転職エージェントとの最初の面談。
ここで、遠慮してはいけません。

「この条件は言いづらいな」と思って黙ってしまう人が多いですが、
伝えないと、あなたの理想に合わない求人ばかり紹介されます。

たとえば、

  • リモートワーク希望だけど、やや言いにくい
  • 年収は100万上げたいけど、現実的じゃないかも
  • チーム文化が合わない職場は避けたい

このあたりの“心の声”を正直に話しておくと、
エージェントも本気でマッチングしてくれます。

「理想を話したら、紹介が減るかも…」という不安、ありますよね。
でも、むしろ逆です。
条件が明確な人ほど、エージェントは動きやすいんです。

コツ②:複数のエージェントを“比較”する

転職エージェントは1社だけに絞らなくてOKです。
むしろ、2〜3社併用するのがベスト。

エージェントによって得意な業界・企業のパイプが違いますし、
担当者のタイプや対応スピードにも差があります。

あるエージェントでは「微妙」と言われた案件が、
別のエージェントでは「ピッタリです!」と言われることも珍しくありません。

比較することで、自分に合ったエージェントの特徴が見えてきます。
最終的には、「この人となら信頼して進められる」という担当者を選べばOKです。

コツ③:受け身にならず“情報を取りに行く”

転職エージェントは情報のプロですが、
あなたのキャリアを代わりに決めてくれる存在ではありません。

つまり、「提案を待つ」だけではもったいないんです。

たとえば、

  • 「この会社の現場環境はどうですか?」
  • 「離職率や評価制度って、どんな傾向がありますか?」
    といった質問を積極的にしてみましょう。

エージェントは“企業の裏側情報”を持っています。
求人票だけでは分からない情報を引き出せるのが、最大のメリットです。

遠慮せず、「情報を引き出す側」になるのが、使いこなしのコツです。

コツ④:エージェントの得意分野を見極める

実は、エージェントにも“得意・不得意”があります。

  • Web系スタートアップに強い
  • SIerや大手企業の紹介が多い
  • 未経験者向けの転職支援が得意

など、方向性が違います。

あなたがWebエンジニア志望なのに、
インフラ系の求人が中心のエージェントに登録しても、当然ミスマッチが起きます。

口コミサイトやSNSの評判を参考にするのもいいですが、
最終的には担当者と話してみて判断するのが一番です。

会話の中で「業界の理解度」や「提案の質」が分かります。
ちょっとでも違和感を覚えたら、無理に続ける必要はありません。

コツ⑤:最終的な判断は“自分の軸”で

エージェントの意見は参考になりますが、最終決定はあなた自身の軸で行いましょう。

「この会社は勢いがあります!」
「年収アップ確実です!」
そんな甘い言葉に流されると、あとで後悔します。

自分が大切にしたい価値観――
働き方、成長機会、チーム文化、プライベートのバランス――
それをしっかり握っておくことが何より大事です。

エージェントは地図を持っていますが、
進む方向を決めるのは、ハンドルを握るあなた自身です。

というわけで

転職エージェントを使いこなすコツは、
「遠慮せず、主導権を持つ」ことに尽きます。

相手はプロですが、あなたの人生の責任までは取ってくれません。
だからこそ、自分の希望を明確に伝え、情報を引き出し、納得のいく判断を下すことが大切です。

エージェントは上手に使えば、心強い味方です。
ただ“任せる”のではなく、“一緒に進む”感覚で活用すれば、
あなたの転職活動は、もっとスムーズに、もっと納得感のあるものになるはずです。


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