技術書の“積読”を防ぐための読み切りテクニック
こんにちは!
今日は「技術書を買ったのに積んだまま…どうしよう…」というエンジニアあるあるについて書きたいと思います。
心当たりがある方、そっとコーヒーでも飲みながら読んでみてください。
技術書は買った瞬間がいちばん元気
まず、多くの人が口をそろえて言うのは「技術書は買った瞬間が一番モチベ高い」問題です。
これは心理学的にも“所有した瞬間に価値が跳ね上がる”という効果が関係しているそうです。
でも、その気持ちはすごく分かります。
新しい本を手に取ると、未来の自分がめちゃくちゃ成長している気がするんですよね。
ただ、その未来の自分が今日ではなく“いつかの自分”に丸投げされるのが積読の始まりです。
一般的に言われる「積読を防ぐコツ」はなぜ続かないのか
よくあるアドバイスとして
「毎日10ページ読め」
「読む時間をスケジュールに入れろ」
などがあります。
もちろん正論なのですが、エンジニアの仕事って急な障害対応や期限の詰まったタスクが発生しやすいので、毎日同じペースで読むって意外と難しいんです。
そして「続かなかった自分ってだめだ…」と落ち込み、結局読まなくなる悪循環に入ります。
こうなると、技術書はただのインテリアです。
本棚の一角を支配する箱のような存在です。
とはいえ、技術書は“読み切ってこそ価値”が出る
積読は悪くないのですが、とはいえ技術書が本領を発揮するのは読み切ったあとです。
読み切った瞬間の「理解のつながる感じ」は、ちょっと小さな成功体験にも似ています。
というわけで、ここからは積読を“ゼロ化”するのではなく“自然に減らす”方法を紹介します。
無理なく、ちょっと笑いながら続けられる方法です。
今日からできる「積読防止テクニック」
小さなゴール設定で「読み切れた感」を作る
いきなり全章とか無理です。
まずは
「今日は目次だけ読む」
「導入部分だけ読む」
「図が多いページだけ読む」
これでOKです。
とにかく“読み終わりの感覚”を脳に覚えさせるのがポイントです。
読む場所を「本気じゃない場所」にする
机やPC前だと“仕事モード”が強く出すぎて疲れます。
おすすめは
・ソファ
・カフェ
・通勤の電車
・寝る前の布団の上(ただし寝落ち注意)
この“ゆるい場所”が意外と読書に向いています。
技術書の内容を「誰かに話す前提」で読む
これはかなり効果があります。
「明日、同僚にこの話してみようかな」
と思うと、不思議と頭に入りやすくなります。
説明しようとすると、自分が理解していないところもハッキリするので、読み進めやすくなるんです。
「全部読まないとダメ」という思い込みを捨てる
技術書は辞書のように“必要なところだけつまみ食い”でも全然OKです。
実務では、全ページ暗記してる人なんていません。
大事なのは「必要な情報をすぐ取り出せる状態」のほうです。
もう一つ、積読を減らす“裏ワザ”
それは
「いま読んでいる本は1冊だけにする」
という方法です。
エンジニアはどうしても情報欲が強いので、3冊同時読みとかしたくなるのですが、これは積読を増やす最強の方法です。
1冊に絞ると、「どれ読もう…」という迷いが消えて、意外なほど読み進みます。
というわけで、積読は“悪”じゃないけれど…
積読は自分の未来への投資みたいなものでもあるので、完全に悪者にする必要はないと思っています。
ただ、せっかく買った本なら、少しでも血肉になったほうがうれしいですよね。
今日紹介したテクニックは、どれも無理なく始められるものばかりです。
ちょっとした工夫で、積読は静かに減っていきます。
あなたの本棚の“積まれた英雄たち”が、今日から少しずつ活躍してくれますように。
のんびり、楽しく読み進めてみてください。
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