ワークライフバランスを守るための「仕事の線引き」術
こんにちは!
今日は「仕事とプライベート、どこで線を引けばいいのか問題」について書きたいと思います。エンジニアの方からよく届く悩みで、「気付いたらずっと仕事をしてしまうんです…」という声は本当に多いです。わかります。気づくと深夜です。あるあるです。
ただ、この“線引き”って意外と難しくて、一般論を聞いても腑に落ちないことが多いんですよね。
というわけで、今日はあなたの肩の力が少し抜けるような、新しい視点の「線引き術」を一緒に考えてみたいと思います。
一般論の「線引き」はなぜうまくいかないのか
よくあるアドバイスに「仕事の時間を決めましょう」があります。
確かに正しいですし、習慣化すればとても有効です。
ただ現実には、「その時間までに終わらないタスク」「急なチャット」「思いついた改善案」など、エンジニアの日常には予定の外からボールが飛んできます。これが厄介です。
結果として、「決めた時間」を守れなかった自分を責めてしまい、かえって疲れる…という悪循環に入ることもあります。
線引きは「時間」ではなく「状態」で考える
とはいえ、仕事とプライベートをあいまいにしておくと、どちらも中途半端になってしまいます。
ここで少し視点を変えてみると、線引きは「時間」ではなく「心の状態」で考えるとうまくいくことがあります。
たとえば
・頭の中で仕事が占有率80%になる
・集中力が下がってコードの品質が落ちてきた
・ミスが増える
・解決策が思い浮かばなくなる
こういう時は、時間に関わらず強制的に切り替えたほうが、結果的に効率が上がることが多いです。
スマホゲームでも、スタミナがゼロのまま走り続けないですよね。人間も同じです。
「やらないことリスト」を作ると、線が引きやすくなる
線引きが苦手な人の多くは、「やるべきこと」ばかり考えがちです。
逆に「やらないこと」を決めると、線が自然に引けるケースがあります。
たとえば、
・20時以降はチャットを返さない
・休日はタスク管理アプリを開かない
・気になった仕様は翌日に回す
・深夜に改善案が浮かんでもメモだけする
こういった「やらないこと」を先に決めると、脳が自動的に切り替えてくれます。
境界線は「人ではなく自分」が引くもの
読者の方からよく聞く葛藤に「周りが頑張ってるのに、自分だけ休むのは気まずい」というものがあります。
これ、本当に多いです。
でも、他人の頑張りと自分の体力はリンクしていないので、遠慮しても誰も得しないんですよね。
疲れ切った状態で働くほうがプロジェクトのリスクにもつながります。
「自分の集中力や体力を守るための線引き」は、実はチーム貢献でもあります。
小さく試す「ゆる線引き」のススメ
いきなり完璧に線を引くのは難しいので、まずは小さく始めるのがおすすめです。
・1日のどこかで“通知オフ”の15分をつくる
・昼休憩は外に出て、光を浴びる
・退勤後の最初の30分は“仕事関連NG”にする
このくらいのゆるさなら続きますし、少しずつ境界線が太くなっていく感覚も得られます。
というわけで、線引きは「習慣」よりも「心の回復」が先
まとめると、
・時間で線を引くのは難易度が高い
・自分の“状態”で線を引くほうが現実的
・やらないことリストが効果的
・線引きは他人ではなく自分のために引く
・小さく始めるのがいちばん続く
こんな感じになります。
仕事もプライベートも大切にしたい。
その気持ちがすでに素晴らしいので、あとは少しずつ線を調整していくだけで大丈夫です。
あなたが心地よいバランスで働けるよう、今日の記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
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