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転職・キャリア

自社開発 vs 受託 vs SES、どこがキャリアになりやすい?

kawano

こんにちは!
今日はエンジニアなら一度は迷う「自社開発・受託・SES、どこに行けばキャリアが伸びるの?」というテーマについて書いてみたいと思います。

どれも聞いたことあるけど、違いを説明しろと言われるとちょっと困る…。そんな人に向けて、やさしく・ラフに解説していきますね。

みんなが気になる「結局どこが一番いいの?」問題

転職相談でも必ず出るのがこの質問です。
ただ、ネットを調べると

・自社開発が最強
・受託はスキルが伸びる
・SESはやめとけ

みたいに極端な意見が多くて、余計に混乱しやすいんですよね。

でも、実際はそんなに単純じゃありません。

たとえるなら、ラーメン・カレー・寿司のどれが一番旨い?と言うようなものです。
好みも違えば、状況も違う。
求めるものによって最適が変わります。

なのでこの記事では、
「キャリアが伸びやすい」という視点で
それぞれの働き方のメリットと落とし穴を整理していきます。

自社開発:腰を据えて“深く強く”育つ環境

まずは人気の自社開発。

ものすごくざっくり言うと、
自社の製品やサービスをずっと育てるスタイルです。

メリットは、

・特定のプロダクトに深く関われる
・中長期的な改善や技術選定に参加できる
・専門性を極めやすい

いわば“じっくりコトコト煮込む系の成長”ができます。

ただし落とし穴もあって、
・技術が限定されがち
・環境が変わりにくい
・会社の成長速度に依存する

という弱点があります。

実際、「Reactがやりたいのに社内はjQueryのまま…」みたいなモヤモヤを抱える人も多いです。

受託開発:幅広い経験で“引き出し”を増やす環境

受託開発は、クライアントから依頼されたシステムを作るスタイルです。

ものすごくシンプルに言えば、
“案件ごとに色んな現場を渡り歩く”スタイルです。

メリットは、

・技術の幅が広がる
・多様な業界・課題を経験できる
・プロジェクトの進め方を学びやすい

つまり、「引き出しが豊富なエンジニア」になれる環境です。

ただし、
・スケジュールがタイトになりやすい
・無茶振りクライアントに振り回されることも
というストレスもあります。

また、「浅く広く」になりすぎると、専門性が育ちにくいのも注意ポイントです。

SES:環境適応力と基礎力が身につく“現場型”

SESは、クライアント企業に常駐して開発をサポートする働き方です。

ざっくり言うと、
“色んな職場で働くエンジニア派遣”みたいなものです。

メリットは、

・色んな現場に入るので環境適応が鍛えられる
・コミュニケーション力が上がる
・未経験から入りやすい(ここは大きい)

特に未経験の人にとっては、
「現場経験が積める」こと自体が非常に強力です。

一方で、

・会社によってはサポートが薄い
・技術選定に関われないことが多い
・キャリアが自分で作りづらい

といった悩みが出やすいです。

でもこれはSESそのものの問題ではなく、
“どんな現場に入るか”と“会社の教育体制”が影響している場合が多いんです。

とはいえ、キャリアは「環境」よりも「経験の積み方」で差がつく

ここが一番大事な話です。

よく「どの働き方が最強?」という比較がされますが、
実際は、

同じ環境でも、伸びる人と伸びない人がいる

というのが現実です。

たとえば自社開発でも、
・改善提案をしない
・技術を追わない
・与えられた作業だけやる
というスタンスなら成長は止まります。

逆にSESでも、
・現場で信頼を勝ち取る
・知らない技術はすぐ学ぶ
・目的を理解して動く
という姿勢があれば、ガンガン伸びます。

つまり、
働き方はキャリアを決める“きっかけ”にはなるけど、決定打ではない
ということです。

では、どう選ぶと後悔しづらいの?

ざっくりですが、次の基準が使えます。

自社開発が合う人

・ひとつのサービスを育てたい
・専門分野を深掘りしたい
・腰を据えてスキルを伸ばしたい

受託開発が合う人

・色んな技術や案件を経験したい
・変化が好き
・人とコミュニケーションを取りながら働くのが得意

SESが合う人

・まずは現場に入って経験を積みたい
・環境適応が得意
・社会人経験が浅い、ポテンシャル重視で行きたい

どれが良い悪いではなく、
“今の自分が一番成長できる場所”を選ぶのが正解です。

というわけで、まとめです

自社開発・受託・SESには、それぞれの良さと落とし穴があります。

キャリアを伸ばしたいなら、

・自社開発=深さ
・受託=広さ
・SES=基礎と適応力

こんなイメージで捉えてみると判断しやすいです。

完璧な環境はありませんが、
「今の自分に何が必要か」を考えることで、
選択はグッとクリアになります。

あなたのキャリアが、しっかり前に進む選択になりますように。


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